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足場の違い

日経BP Tech-On!から2題
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ASP-DAC 2006】キヤノンが勝ち組になった理由を基調講演IIIに見た
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060128/112794/

「沢山のことは出来ない!浮き足立たない!焦るな!落ち込むな!」

にめちゃウケです。これ言える人ってすごい。支離滅裂なようでいて、ツボを得てますね。
『そもそも,「選択と集中」をやる事態に陥ることが問題である』にも強く同意です。
でもそんな状況に陥ってしまう、そこからはい上がれないのが日本企業病なのかな、と。
実際キヤノンの組織がここで言われている程効率よく最適化されているのか、も気になるところではあります。

【決算】「BRAVIA」の好調で一息ついた,ソニーの第3四半期決算
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060127/112756/

こちらは、対照的にダメな感じ。いや決算は良かったんでしょうし、そういう場なので、歯に衣着せてる感じはしますが、ウォークマンAの不振の原因を、

「ソフトウエアのバグなどの影響があり,特に日本では販売が不振だった」(湯原氏)

とか言っちゃうのは、トップとしてカリスマ性が無さ過ぎなのでは? 問題はそこじゃないでしょ。
今回カットされた事業にしても、それこそ、そもそも選択の対象として出てくる時点でどこかおかしい。
はじめからやる必要が無いモノや、切らざるえないモノがあるというのは、経営のミスジャッジの残した汚点ですよね。
現場の人間は何が悪いかわかっているのに、それが伝わらない。まともな意志決定をするのに何が必要なのか、それを考えて行かないと。
勝ち負けではなくて、方法論が間違っているのに気付かなくては。