.NET Framework 3.0 開発事始め

TechEd仕込みの情報を元に.NET3.0環境でのWPF(Windows Presentation Foundataion / 旧Avalon)開発環境を構築中です。
タイミングよく.NET3.0RC1も登場し、関連コンポーネントもそろっているので、WPFを始めるなら今がオススメ! ということで、実は単なる覚え書きですが...。
ダウンロード先をRTM版に更新しました。

.NET Framework 3.0とは、ようするに、かつてAvalonやIndigo、WinFXと呼ばれていたWindows Vista向け新コンポーネントを.NET Framework 2.0と抱き合わせにしたコンポーネント集と考えると良いでしょう。
.NET Framework 3.0はコレまでの2.0までと同様Windows用ランタイムとして配布され、Windows XP以上の環境で動作可能です。
つまり、これまでVista向けといわれていたXAMLを利用したWPFアプリケーションは.NET 3.0さえ入れれば基本的にはXPでも動くというわけです。もちろん開発もXPでOk。IDEもVS2005がそのまま利用できます。
そんなわけで、以下は、3Dぐりぐり、FlashライクなUIを持つWindowsアプリや、Web経由で利用可能なWPFe(XBAP)アプリをVS2005で作ってみよう! というためのの環境作りのお話。

0. 必要環境: Windows XP SP1以降
1. VS2005のインストール
2. .NET Framework 3.0 Runtime のインストール

マイクロソフト プレリリース ソフトウェア Microsoft .NET Framework 3.0 - Release Candidate
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=19e21845-f5e3-4387-95ff-66788825c1af
Microsoft .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージ RTM
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=10cc340b-f857-4a14-83f5-25634c3bf043

3. Windows SDK for Vista & .NET 3.0のインストール
(以下すべて英語版ですが、VS2005日本語版にインストールできます)

Microsoft® Windows® Software Development Kit (Web) for RC 1 of Windows Vista and .NET Framework 3.0 Runtime Components
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=117ECFD3-98AD-4D67-87D2-E95A8407FA86&displaylang=en
Microsoft® Windows® Software Development Kit for Windows Vista™ and .NET Framework 3.0 Runtime Components RTM
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=C2B1E300-F358-4523-B479-F53D234CDCCF&displaylang=en

4. Visual Studio extensions for .NET Framework 3.0 (WCF & WPF) (旧cider→旧Orcas) CTP のインストール

Microsoft Visual Studio Code Name “Orcas” Community Technology Preview – Development Tools for .NET Framework 3.0
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=935AABF9-D1D0-4FC9-B443-877D8EA6EAB8&displaylang=en
Visual Studio 2005 extensions for .NET Framework 3.0 (WCF & WPF), November 2006 CTP

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f54f5537-cc86-4bf5-ae44-f5a1e805680d&DisplayLang=en

(Orcasのセットアップですでに入ってるのにWindows SDKのインストールが始まる場合、SDKのインストーラーが始まったところで止めたままtempディレクトリにできているOrcasのセットアップを見つけて実行してください(力技))
5. ついでに、せっかくだから
VS2005 Extension for Windows Workflow Foundationもインストールしちゃいましょう。WPFとは関係ないですが、WFも楽しそうですヨ...。

Microsoft® Visual Studio® 2005 Extensions for Windows® Workflow Foundation Release Candidate 5
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=E8232F93-48F0-4E74-B09D-B51F1D4231A4&displaylang=en
Visual Studio 2005 extensions for .NET Framework 3.0 (Windows Workflow Foundation) RTM
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=5d61409e-1fa3-48cf-8023-e8f38e709ba6&DisplayLang=en

6. Microsoft Expression Interactive Designer Sep. CTPのインストール

Microsoft Expression Interactive Designer September 2006 CTP
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=EBF7A3F3-4B55-4C2C-A43A-B977446A131A&displaylang=en
(EIDの.NET3.0RTM版はまだみたいです。→ Sep.CTPがRTM版.NET3.0でも利用可能とのこと)

以上でとりあえずインストールは完了。 きちんと環境が出来ていればVS2005の新規プロジェクトに「.NET Framework 3.0」と「Workflow」が追加されているはずです。
で、Windows Application (WPF)のプロジェクトを作成すれば、これまでのWindows Formsアプリとほとんど同じような環境で、XAMLベースのWPFアプリを開発できるようになります。ciderのXAML編集機能は完全にVSと一体化してますし、ここで作成したXAMLをExpressionで編集すれば、よりリッチなUIを持つアプリも作れる、と。
とりあえずインストール編(?)はこんなところで。

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追記(2006/10/30):
.NET3.0のドキュメントをVisual Studioから参照する
http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20061030/1162177679
追記(2006/11/09):
.NET3.0RTM版の情報へ更新しました。