Utakata Japanese TextPad機能解説
基本機能:
英語版Windows Phone 7でMarketplaceからインストールするだけで最低限の日本語入力環境を実現します。
フリック入力とSocial IMEまたはGoogle日本語入力によるかな漢字変換により、入力した日本語によるメール/SMSの新規作成、Web検索、Twitterへのツイートが可能です。
メールの本文と件名の日本語入力、メールの送信先の選択が可能なので、手早くテキストを入力してからいつもの連絡先を選んでメール作成、送信を手早く行うことができます。(SMSの送信先は選択するとアプリ側から番号しか取得できないので微妙かなと思い今のところリストは付けていません)
本文だけ入力して検索ボタンを押せば自動的にブラウザの検索機能が呼び出されます。
また、本文を入力しツイートボタンを押すとTwitterへのツイートが行えます。
また、基本OS標準のTextBoxをベースに使用しているので、WP7端末本体をMarch Update(通称NoDo)後にはCopy&Pasteも"一応"使えるようになります(エミュレーターで動作確認済)。
キー操作:
フリック入力のキー配列は基本iPhone互換ですが環境に合わせて多少アレンジしています。
[あ][か][さ]... キーをタッチし、そのまま放すか、上下左右にフリックすることで文字の入力を行います [⇩] フリック入力パネルを閉じます 英語モードと日本語モードを切り替え、日本語モードではフリック入力パネルを開きます [ [あ] ] 上下にフリックすることでアルファベット[ab]、数字[12]モードの切り替え [␣] 半角・全角スペースの入力 [↔] 左右のカーソル移動、変換候補の前後選択 [↲] Enterキー相当の改行と変換の確定 入力モードを順番に切り替えます
その他の動作:
フリック中にキーを長押し(約2秒)すると、その入力をキャンセルできます。長押し中に指が動いてしまうとフリックと認識されてしまうので、キャンセルしたい場合できるだけその場で指を動かさないようにしてください。
メール作成後や、検索等から[←]キーで戻ると、再入力の手間を省くため基本的には入力内容が保存されています。
TextPadを表示した状態で[←]キーを押すとアプリケーションが完全に終了されるためテキストも消去されます。ただし、メールの送信先リストは常に保存されます。
日本語変換の変換結果を端末側にキャッシュしているため、変換を繰り返しているとある程度の範囲まで変換速度が向上します。
変換の学習や文節の切り替えは現在のところサポートしていません。
タイムラインの表示などTwitterクライアントとしての機能はありません。
ハードウェアQWERTYキーボードを搭載したHTC 7 PROやDell Venue Pro用にレイアウトを調整する設定を用意しました。キーパネルのレイアウトがおかしいと感じた場合などsettings...のHardware Keyboard Supprtの項目を確認してみてください。
Windows Phone 7上でIMEやSIPとして動作するわけではありません、あくまで当アプリケーション内で日本語が入力可能となり、各種タスクが起動できるだけで、他のアプリケーションで日本語入力が可能となるわけではない点はご了承ください。
またSocial IMEまたはGoogle CGI API for Japanese Inputによる変換を行うため、原則として日本語入力には3G/WiFiなどによるネットワーク接続が必要です。地下鉄の走行中やエレベーター内などでは変換が行えなくなりますのでご注意ください。
変更履歴:
Version2.2 2011/05/19
http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20110519/1305783090
- NoDoアップデート後の端末でローマ字かな変換時にクリップボードバーと変換候補がカブっていた問題の修正
- 各種タスク実行時や他のアプリケーションからの復帰時に入力テキストの末尾が欠けてしまう問題を修正
Version 2.1 2011/04/07
http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20110407/1302158689
- 既定のIME設定の初期化に失敗していた問題を修正
- 規定値でSocialIME変換の動作が不安定だった問題を解決
- 接続が失われた際、変換プログレスバー表示されたままになる問題の解決
- ローマ字かな変換の不具合の修正
- settingsページから戻る際に端末の縦横を変更すると不正終了した問題を解決
- 変換パフォーマンスの改善
- 並列リクエスト処理の最適化
- 変換辞書キャッシュが動作しなくなっていたので復旧
- 画面モードの縦横変更時のレイアウト崩れ対策
- エラーメッセージの追加
Version 2.0 2011/03/29
http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20110329/1301373813
- Twitterのツイート機能を追加(OAuth認証)
- OS標準のQWERTYキーボードによるローマ字かな変換入力に対応
- 端末の横持ち状態でのローマ字入力に対応
- かな漢字変換エンジンにGoogle日本語入力を選択可能に
- 入力時のパフォーマンス優先度を変換と入力で選択可能に
- ハードウェアQWERTYキーボード対応設定(仮)
- 画面UIの一部変更と動作改善
- 設定画面の追加
- 変換辞書のキャッシュ及びMailToリストのクリア機能
- 初回起動時はフリック入力パネルを自動的に表示しない
ご紹介いただきました:
Utakata TextPadを使ってWindows Phone 7で日本語入力 - ビザビ・京都室町通信
http://www.visavis.jp/blog/2011/02/17/post_6348.html