Windows Presentation Foundation: Unleashed

新刊、

Windows Presentation Foundation: Unleashed
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0672328917/

が届きました。
この本はWPF本として、かなりお勧め度高いです。
先行した「APPLICATIONS = CODE + MARKUP」はモノトーンでひたすら解説とコードを淡々と並べる本、「Windows Presentation Foundationプログラミング」はまだAvalonと呼ばれていたころからの断片的な情報を紡ぎ合わせた本だったのに対して、これはビジュアルなWPFの醍醐味をサンプル画像と読みやすい構成でまとめている印象。当然英語ですが、日本語の情報がほとんど0な現状では、かなり役に立つ資料になると思います。
イメージとしては、Windows SDKのサンプルをより洗練させて、読みやすい本にしたよ、という感じ。
コードはVisual Studioで編集中のように配色されていて見やすいし、エフェクトや3Dの基本的な観念も図解されていてわかりやすく、[TIPS]、[WARNING]などのコラムが随所に入っていて、ちょっとしたコツや間違いやすいポイントもどんどん頭に入ります。あれをしたい、これをしたい、という逆引きにも使える感じ。
闇雲にWindows SDKのサンプルをさ迷ったり、ひたすらググり続ける状態が減りそうで嬉しい限り。
サンプルはほとんどがXAMLのマークアップ側で書かれていてC#のコードがちょろちょろとあるかな、程度。
アニメーションの項目がちょっと薄いのが残念な感じですが、それは、そこだけで一冊書けそうな気もしますし(苦笑)。