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難読化ツールいろいろ

今日は半日以上かけて、懸案事項だった.NET向け難読化ツールの下調べ。
そりゃまぁ、Dotfuscatorが標準だというのはわかるんですけど、それだけのためにProfessionalで20万円(日本語版は228,900円、US版$1,890)は個人事業主には払えませんて。
ということで、色々と物色。
日本語の製品があると期待していなかったら、NanDoKuとかあるんですね。最低限ならこれでもいい感じではあります。
そんで、ぐぐりながらあちこちふらふらしたんですが、ここのサイトがわかりやすかったです。(昔specの星取り表みたいのを見た事があるんだけど見つからず...)

How-To-Select an Obfuscation Tool for .NET
http://www.howtoselectguides.com/dotnet/obfuscators/

で、いろいろ読んでみて、とりあえず、気になったのは、

  1. Dotfuscator for .NET Professional Edition
  2. Salamander .NET Obfuscator
  3. Spices.Obfuscator

の3本。
Dotfuscatorはやっぱり実績あるし、それなりに独自の機能もあるよね...。という感じ。
Salamanderは、関連ツールでObfuscatorの他に.NETネイティブコンパイラー(!)のProtectorとか、システムコンポーネントまで1パックで難読化してしまうMini-Deployment Toolとかすごいツールがあるし、Obfuscatorも細かい設定ができたりなかなかの様子。
Spicesは、ちょっと前に目を付けていて、なんとなく作りがしっかりして使いやすそげなのと、Console Versionから、と、いろいろとバリエーションがあってリーズナブルなところが魅力。

で、下二つのTrial Versionをdownloadしていろいろ試してみたのです。
SalamanderはFull Featureの太っ腹なトライアル版。D&Dが便利だったりなかなかですが、ローカライズした.NETアプリがうまく難読化できない感じ。いろいろ細かく設定してけばなんとかなるかもですが。(日本語自体はちゃんと通るみたいですよ、リソース分離のUIローカライズがNG)
で、Spices.ObfuscatorはTrialの制約であんまりいろいろやってくれないんですが、動作は安定してるし、5.0のリリースを見ると、Localizeに対応してると書いてあるし、.NET Compact FrameworkとかMonoもきっちり対応してるらしく好印象。実際試してみたアプリもそれなりに動きました(難読化項目が少ないから、まぁ順当な結果ではある)。
まー、Salamanderの周辺ツールは激しく気になるけど、全部買える予算もないし、とりあえず現状ではSpicesかな〜、という感じ。
まぁ、いずれにしても、英語版でなおかつ、国内のWebで言及している人もほぼ0なので、不安はぬぐえませんが...。
そんなわけで、Spicesのどのバージョンを買うかを悩み中です。Console Versionでもいい気はするんですけどね。