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プレステ3とハードディスクと価格モデル

先週、PLAYSTATION3がらみの話題の記事で、

後藤弘茂のWeekly海外ニュース
PS3、“59,800円”の意味
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0510/kaigai269.htm
HDDの標準搭載はゲームコンソールにとって重荷
 しかし、HDDはゲームコンソールのコストにとっては鬼門だ。HDDを標準搭載にしてしまうと、ハードのライフサイクルを通してのコストをアップしてしまうからだ。半導体チップは、微細化と統合化で劇的にコストを下げることができる。ところが、機械部品であるHDDはどこまで行っても一定以下にコストが下がらない。

後藤さんは、それ故に、「ゲームコンソールの価格レンジからの脱却」が必要、と続けられているわけです。
先週読んでいたときは、ふんふん、そーですね、と思っていたのですが、今日この辺の記事を読みながら、ふと思ったんだけど、このプレステ3の半端なHDD容量は、フラッシュメモリへの移行を考えてるんでは? という気がしてきたのです。
よーするに、フラッシュの価格推移次第ではあるのだけど、iPod miniiPod nanoで起きたような価格破壊をとあるタイミングで仕掛けて来るのではないかな、と。
もちろん、半導体と言っても、フラッシュの場合、ハードディスクと同様にある程度のペースを守った価格推移が基本で、自社生産によるプロセッサやGPUのような大幅なコストダウンは望めないわけですが、現在音楽プレーヤー向けに進められているフラッシュの増産と、iPodなどの今後の身の振りようによっては、SAMSUNG東芝とかと巨大な調達契約でコストダウンという考え方もできるのではないかな、と。
そう考えれば、スタート20GBという容量は非常に納得がいくし、今後の価格モデルもクリアになるのではないでしょうか? まぁ、適当に考えているだけなので、試算してみたら割が合わない可能性もある気もしますが...。
あとは、ゲーム向けとして、HDDのパフォーマンスにどれぐらい依存するかですけど、それはSCEの決めるガイドライン次第という気がしますし。