古いOSの方が軽くて良いなんて誰がいった?

ブラウザが遅くて良いなんて誰が言った？ - Nothing ventured, nothing gained.
http://d.hatena.ne.jp/takoratta/20090720/1248071477
それは当たり前。ウェブ製作者/ウェブ開発者は多くのユーザーに満足してもらうようにウェブサイトやウェブアプリケーションを開発する。そうすると今では、IE7をターゲットにせざるを得ない。そのため、本当はもっと凝ったことをしたかったとしても、IE7で使い物にならないくらい遅かったら、アプリケーションの機能を制限せざるを得ないのだ。

まさに、その通り。みんながんばってる＊1。
で、そのあたりを前提として、ぜひ「デュアルコア以上のCPU + ほどほどのGPU + SSD + Windows 7 + IE8」という環境を実体験してみてほしい、と思う。たぶんびっくりするから。
動作はさくさくだし、ブラウザのレンダリングもめちゃ速い。常駐するアプリをガンガン入れてもすぐに起動する。
ベンチマークみたいなピーキーな速さでなく、ナチュラルに快適。
20年以上PCと付き合ってきてるけど、これほどPCのパフォーマンスが一気にギャップアップするのは8bitパソコンのCPUクロックが倍になったような時代や、Windows 3.x→95の時以来の出来事だと思うんだ。
先に挙げた環境はそんなに厳しくない。第二世代のSSDはまだ高いしWindows 7はRTMしてないけど＊2、それ以外はここ1〜2年以内のノートPCでほぼ十分のはず。
SSDがあればXPだって速いだろう、同じ環境で他のブラウザなら、って? それだけの問題ではないんだ。I/OのチューニングやDirect2D、GDIコンカレンシーのような地味な裏方の変革と、新しいタスクバー、それにきっちり対応したIE8のプレビューなど様々な要素が快適性を押し上げてくれる。細かいことでいちいち待たされたりイラっとすることが減るし、XPやVistaと違って、メモリを積んだ分だけ快適さも上がるしね。
セキュリティに至っては言うまでもない。
来年販売されるWindows 7のPCにはこれら＊3が完パケで組み込まれることが重要なポイントなんだ。
今、お使いのパソコンよりこれだけ快適になりますよ、と。
きっと、同世代のMacOSはまた進歩してくるし、タブレット iPhoneとかChrome OSの面白いところもあると思う、Microsoftが嫌いな人たちは好きな道を行けばいい。でも時代を押し上げる波が、変化の時代がやってくる。Windows 7ってそういうこと。
なので、YouTubeやDiggがIE6を切ろうとしているのもタイミング的にまんざらおかしいことじゃない。そろそろ次の世代を考え始めてもいい頃合いだよ。