Qiでスマフォをワイヤレス充電できるモバイルバッテリーを買ってみた

Windows Phone使ってますか? いや愚問でした。
まぁAndroidでもQiで充電できる端末はいくつもあります(例: ドコモおくだけ充電)。

今回は、Qi対応で端末を充電できるモバイルバッテリー「モバイルQiワイヤレス充電台 6000mAh(WIRELESS CHARGER N9)」というモノを購入してみました。
Qi対応のモバイルバッテリーなら、PanasonicのUSBモバイル電源QE-PLシリーズがあるじゃない、と思われるかもしれませんが、こちらは端末を充電する側、Qi送電に対応したモバイルバッテリー。スマフォとバッテリーを重ねて持っているだけで、microUSBケーブルなどを使わずに充電することができます。
中国産の少々あやしい一品ですが、今の所唯一無二の機能を備えた製品です。容量は6000mAhとそこそこのバッテリー容量があります。お値段も5,000円台とまぁまぁお値ごろ。

仕様としては、

バッテリー本体の充電はmicroUSB
Qi対応スマフォ・携帯電話などを充電できる
バッテリーの本体の充電にQiは利用できない
USBなど有線で端末の充電には未対応
バッテリー容量は6000mAh
充電量インジケーター表示有り(ちょっと見難い)
充電出力5V/1A
バッテリー充電中も給電可能
Qi充電台として利用できなくもない

サイズ的には、若干縦に長めですが、細長いので片手でスマフォと重ねて持つにはこれもまぁアリかなというサイズです。手が小さいと若干苦しいか?

拡大しないとわかりにくいかもですが、本体はツルツルのグロス加工、充電パッド側の表面はさらさらの艶消し加工、裏面はゴム足付きです。贅沢を言えば端末との接触面がゴム系の素材だと安心感があるのですが、そこはまぁ、テープを張るなど運用でカバーです。
サイズ比較にQE-PL101、Cheeroと並べてみました。

さて、ここしばらく実使用してみての感想ですが、まーぼちぼち期待通りに利用できます。
なにしろケーブル不要なので、持ち歩きながら使用したりポケットに重ねて突っ込んでもコネクタやケーブルの破損を心配しなくていいというのは精神衛生上すばらしいですね。それから、喫茶店や居酒屋などで会話中に電池がピンチの時もテーブルの上に置いておけば、不格好なケーブルにつないだままで端末を持たずに済み置けば充電が始まるのが快適です。
充電時間は、端末を使用しない状態の場合Lumia 820(バッテリー1650mAh)のフル充電にだいたい1時間半から2時間ぐらいでしょうか? がりがり使いながら充電しても、充電は進みます。
容量的にも、Lumia 820を2回分ぐらいは充電できるようです。
ただし、注意点としては、スマフォをOnにしたままQi充電して一晩おくと、そのまま充電を延々と続けてしまうようで、一晩でバッテリーが無くなります。つまり、旅行中などにこれ単体で行動する場合は、夜間はスマフォの電源を落としておき、必要な時に充電を行うような運用が必要かもしれません。

サイズ的には確かにスマフォと重ねて持てるサイズなので、それはそれでいい感じなのですが(ちなみに手は比較的大きい方です)、あともう一歩小さければ持ちやすいなぁ、とか、やはりUSBから有線でも充電できればそこそこの容量があるだけに利用範囲がさらに広がるのに、といった辺りが気になるところでしょうか。
あ、あと充電開始時に割と高いブザー音で「ﾋﾟｰ」と鳴るのですが、これがちょっとチープかつ止めることができません。
とはいえ、現状では唯一のQi給電対応モバイルバッテリーですから、Qi対応端末を利用してる方々であれば、利便性は実感できると思いますので検討の余地大ではないか、と思います。

追記:
その後、RAVPowerの4800mAhモバイルバッテリー内蔵「Qi」規格ワイヤレスチャージャーも購入していますが、基本的に中身は一緒ですがUSB充電出力が追加されており、それ以外の形状・重量とバッテリー容量が違う商品の様です。RAVPowerの方が容量が少ない分、軽くて薄くUSB出力はありがたいのですが、幅も広いのでスマフォと重ねて片手で持つにはちょっと持ちにくいサイズ、と一長一短です。おそらく、MugenPower Mugenizer N11 QI Wireless Power Bankも同一の製品でしょう。